内容(「BOOK」データベースより)
「売られた喧嘩は買う。わしの流儀や」
建設コンサルタントの二宮は、議員秘書からヤクザ絡みの依頼を請け負った。
大阪府議会議員補欠選挙での票集めをめぐって麒林会と揉め、事務所に火炎瓶が投げ込まれ
たという。
麒林会の背後に百人あまりの構成員を抱える組の存在が発覚し、仕事を持ち込む相手を見つ
けられない二宮はやむを得ず、組を破門されている桑原に協力を頼むことに。
選挙戦の暗部に金の匂いを嗅ぎつけた桑原は大立ち回りを演じるが、組の後ろ盾を失った代
償は大きく―。
腐りきった議員秘書と極道が貪り食う巨大利権を狙い、代紋のない丸腰の桑原と二宮の「疫
病神」コンビ再び。
前作「破門」で二蝶会を破門された桑原の現在が非常に気になるところだが、相変わらず
だ。代紋が無くても大きく変わらないなぁと。いつもの展開にプラスして大阪のうまい店食
べ歩いたような気になる。今回は政治家秘書を的にかける事になるがいつもより本が薄いの
で展開も速くコンパクトにまとまった感じではある。だいぶ読破しやすい。
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